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名作な絵本(1)『おやすみなさい おつきさま』(作/マーガレット・ワイズ・ブラウン・絵/クレメント・ハード・訳せたていじ)

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『おやすみなさい おつきさま』

私は、この絵本に2年前に出会ったのだが、初めて読んだ時も今でも唸っている。
何から何まで、この絵本『おやすみなさい おつきさま』は完璧であると思う。
私の中では、今のところ絵本ナンバーワンで、大好きでたまらない。

おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

まず、鮮やかな色使いで黒のラインを入れたくっきりした絵。
うさぎやこねこの表情があまりデフォルメされていない感じ。
部屋の隅々まで眺めたくなる。

鮮やかなカラーの絵とモノクロの絵の見開きが交互に展開される。
カラーの絵では徐々に光がなくなり、影が強くなり、月が上り、時間の経過を表す。

子うさぎが、眠るのはまだもったいないという感じで、あれにもこれにも「おやすみ」の気持ちをもつ。
あちこち部屋の中を眺める子うさぎがとても子供らしくてかわいい。

眠いのだろう、モノクロの絵は子うさぎの目を閉じた時にまぶたの裏に見る映像だ。

細かく見ると、必ずカラーの絵では、子ねずみ1匹がどこかにいるのだ。
これを探すのも楽しい。

うさぎのおばあさんの言葉、「しずかにおし」という訳も好きだ。
家族でちょっとした流行にもなった言葉だ。

ちょっとずつ暗闇が増えて、眠りにつく様子は、とても安心して幸せな気持ちになる。
子うさぎが目を閉じてきちんと布団をかぶり眠る最後のページは、私自身が娘を寝かしつけ、寝顔を見た時と同じ気持ちになっている。